地蔵院のカゴノキ(あきる野市雨間)

東秋留橋の北東にある地蔵院は龍雨山と号し、臨済宗建長寺派に属する寺院である。この寺も南の秋川に面した段丘の中腹に建っている。

このお寺の裏手には、都指定天然記念物のカゴノキがある。

 

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思わず声が出てしまうほどの見事な大樹である。全体として樹勢も盛んなように見受けられる。

現地の説明板を以下に転載。

東京都指定文化財(天然記念物)

地蔵院のカゴノキ 一本

所在地 あきる野市雨間一一〇一番地

指定 昭和五〇年一一月三日

カゴノキはクスノキ科の常緑高木で、関東地方以南の暖地に多く分布しています。樹皮は楕円形に点々とはがれる性質をもち、その様子があたかも鹿の子の斑点のように見えることから、この名が付けられたと考えられています。地元では正体がわからない樹という意味で「ナンジャモンジャ」とも呼ばれています。

樹高は約二二メートル、地面から一・二メートルの高さでの幹周りは約四メートルあり、高くそびえる姿はとても雄大です。

平成一五年一一月一日設置

あきる野市教育委員会

 

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樹肌の鹿の子模様から「鹿子の木」なのだ。

 

 境内にはカヤの巨木もある。

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こちらは市指定の天然記念物。現地の説明書きによると高さ20m、目通り4.5m。

カヤは材としても、また実も有用なためお寺に多く植えられ、そのため比較的に巨樹が残った。あきる野市内には広徳寺にも巨木がある。

境内にある保存樹木のタラヨウをふと見ると、花が咲いていた。

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可愛らしい花である。

かつてタラヨウの葉に経文を書いたと言われるため、この木も寺に多く植えられている。