加須市北川辺のオニバス自生地

日本でおよそ50か所、関東では北川辺の他には東京葛飾の水元公園だけとなってしまったオニバスの自生地。環境省レッドリストでは絶滅危惧II類に指定されているその貴重な花を見に、利根川を越えて北川辺を訪ねてきた。

埼玉県唯一となっているオニバスの自生地は、加須市北川辺飯積の水田が多い地域に存在している。この付近にはかつては越中沼と呼ばれる沼沢があったらしい。指定の駐車場に車を置き、数百メートル歩くと自生地のある水路と池がある。

f:id:x-1:20160809102600j:plain

まず大きな葉が目に付き、その間から「オニ」の名に似合わない小さな可愛らしい花が顔を出している。

f:id:x-1:20160809100644j:plain

f:id:x-1:20160809101552j:plain

f:id:x-1:20160809101623j:plain

f:id:x-1:20160809101728j:plain

f:id:x-1:20160809101914j:plain

この北川辺や水元公園でも、オニバスは一度は絶滅したと思われていた。しかし、水元公園では1980年代、北川辺では1990年代に、土中に埋もれて残っていた種が自然発芽して辛くも生き延びたらしい。

この自生地もほんの数十メートルの農業用水路だけで、周囲に試験田と復元池が作られ保護されているが、それでも決して楽観できるような状態ではないように思えた。

f:id:x-1:20160809101129j:plain

こちらは環境省レッドリスト絶滅危惧種アサザの花。

f:id:x-1:20160809102402j:plain

これはミクリで、やはり準絶滅危惧種。上の球体が雄花の散った残骸で、下が雌花。雌花に栗のような実が生るためミクリというのだろう。というより、この雌花が栗の実によく似ている。